医療脱毛業界の危機!?脱毛クリニックの倒産・破産について看護師が解説!

医療脱毛

基本情報

はじめまして”元”医療脱毛看護師のゆうです!

昨今、銀座カラー倒産などによる「医療脱毛業界の倒産・破産」が話題となっています。
当記事では脱毛業界で従事していた視点からなぜ倒産が起きるのか解説しています。

そもそもなぜ倒産するのか

そもそもなぜ急な倒産が起きるのでしょうか?
原因は様々ですが、結論キャッシュの枯渇が主な原因です。
ここでは一般的な4つの理由を挙げます。

1.販売・客足の低下
2.原材料の高騰や供給不足
3.売掛金の回収不能
4.人手不足

これらがおおまかな原因ですが、具体的なお金の動きについて解説していきます。

脱毛のキャッシュの仕組み

脱毛業界のビジネスはこの2つの仕組みで成り立っています。

1.役務消化のビジネスモデル
2.都度払いのビジネスモデル

結論から言うとこちらの「役務消化のビジネスモデル」が原因で倒産・破産の話題が大きくなっています。
ただ、大前提としてお金を動かすのは経営者、倒産するかどうかは経営陣の意思決定が鍵になってきますので、このビジネスモデル自体が悪ということではないです。
それぞれメリットデメリットについて詳しく解説していきます。

役務消化のビジネスモデル

役務消化のビジネスモデルとは、前受金を払いコース脱毛を契約するものです。
現在の日本ではこちらのビジネスモデルが主流となっています。

具体的な例をご紹介します。

具体的な流れ
1.カウンセリングで脱毛を決められた回数で契約
2.契約金(前受金)を払い、予約に沿って通う
3.契約したコース回数がなくなり次第終了

例)
1.カウンセリングでヒゲ脱毛12回コースを契約
2.契約金(前受金)の150,000円を支払い、施術の予約を取る
3.予約周期にしたがって12回コースを消化

メリット

デメリット

美容クリニックに通われている方は想像がつきやすいと思いますが、このような流れです。

役務提供期間内のサービスであれば契約した回数を必ず消化しなければなりません。
つまり、消費者は12回のコース契約をした場合、12回の施術を受けることができるだろうと思っているのですが、途中で倒産しているためサービスを受けることができなくなっています。

都度払いのビジネスモデル

都度払いのビジネスモデルとは、都度商品の購入をしてサービスを受け支払いをするものです。

具体的な例をご紹介します。

1.カウンセリングで脱毛を1回契約
2.1回の単価を支払い、予約日にサービスを受ける
3.買い切りのサービスのため、仕上がりに満足しない場合追加で回数購入

例)
1.カウンセリングでヒゲ脱毛1回を購入
2.購入金額の13,000円を支払い、施術の予約を取る
3.予約日にサービスを受ける
4.仕上がりに満足しない場合は追加で購入

メリット

デメリット

そのため、美容業界は倒産する・怖いなどのイメージがついているのです。

しかし、前述した通り、このビジネスモデルを悪とするのは間違いです。

まとめ

以上、クリニックの倒産について解説しました。
皆さんの参考になれば幸いです!

タイトルとURLをコピーしました